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こどもの日 こいのぼりや兜の由来は?なぜ菖蒲湯に入るの?

      2016/04/17

こどもの日 こいのぼりや兜の由来は?なぜ菖蒲湯に入るの?
こどもの日1
ゴールデンウィークに組み込まれ、国民的な祝日として定着しているこどもの日。

端午の節句とも言われます。この日はこいのぼりを立てたり、家の中に兜を飾ってお祝いします。

菖蒲湯につかる習慣もありますね。

では、なぜこいのぼりを立てたり兜を飾るのかご存知でしたか。

そもそも、こどもの日をどうして端午の節句と呼ぶのでしょう。

そこにはちょっと意外な由来もあります。

 
端午の節句の由来は?
「端午」は、月の端(はじめ)の、午(うま)の日という意味で、5月に限ったことではありません。

毎月最初の午の日が端午と呼ばれていました。

始まりはお隣の中国といわれています。

旧暦の5月は病気にかかる人が多く、玄関先に香の強い菖蒲やよもぎなどを軒(のき)につるし、厄払いをしていました。

また、その菖蒲を湯に入れることで無病息災を願いました。

そしてその菖蒲が尚武(武道、武勇を重んじること)と同じ発音であること、さらに菖蒲の葉がとがっていて剣に見えることから、男の子が誕生したとき菖蒲の飾りつけをするようになりました。

さらに、午(馬)が十二支では5月を意味し、午(ご)が五(ご)と同じ発音であることから5月5日が端午の節句となっていったのです。

なんと語呂合わせがあったんですね。

端午の節句そのものは奈良時代からあるとされていますが、菖蒲に尚武の意味を重ね、男の子の日として定着してゆくのは武家社会になってからです。

江戸幕府の時代になると5月5日は一層重要な日となり、将軍家に男の子が生まれると5月5日にお祝いをするようになりました。

こうしてみると、とても長い歴史の中で生まれたお祝いの日であることが分かります。

 
鯉のぼりの由来は?
江戸時代に5月5日が男の子の日として重要な日になると、毎年その日にのぼりを立ててお祝いするようになります。

それが武家の間で広まり多くの武家屋敷でのぼりが立てられるようになってゆきました。

でも、これはまだ「鯉」ではありません。たいていは吹き流しです。

この習慣が、やがて武家から庶民に広がってゆきます。

経済的にゆとりのある商人達は、武家にならってのぼりを立てるようになってゆきます。

やがて、その中から「鯉の絵」を書き込んだのぼりが立つようになります。

これは、立身出世を意味する「鯉の滝登り」の意味を込めたものとされています。

これも古くからある中国の言い伝えです。さらに、形そのものを鯉に似せたものが広がってゆくのです。

吹き流しの武家に対して「鯉の形をしたのぼり」を立てたのは、庶民の武家に対する対抗心もあったのではないでしょうか。

 
兜の由来は?
こどもの日2
奈良時代から始まった端午の節句ですが、武家社会になると5月に屋敷の中に鎧・兜・武具などを飾るようになります。

これは梅雨時前にそれぞれの手入れを行うためと言われ、室町時代にはすでに行われています。

これが、5月5日にのぼりを立てる時期と重なり、「災いが外から入り込むのを防ぐ」という意味も込めて、継承されてゆきます。

そして鯉のぼりと同じように庶民にも広がってゆきました。

 

このように、武家社会から始まった習慣が時間をかけて庶民に広がってゆき、現代の私たちにも伝わっているのです。

こうして考えると本当にこの国の長い歴史を感じます。

初めは「端午の節句」として男の子の成長を願うお祝いの日でしたが、1948年に「こどもの日」として「国民の祝日に関する法律」よって制定されました。

余談ですが、こどもの日は元日、成人の日、春分の日、天皇誕生日、憲法記念日、秋分の日、体育の日、文化の日と並んで現行法で1番最初に制定された国民の休日です。

 

時代は変わっても、「子を思う親の気持ち」は、ずっと変わらずに伝わってきているのですね。

今年ももうすぐこどもの日ですので、お子さんの健康と幸せを願ってゆっくり菖蒲湯に入ってはいかがでしょうか?


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