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「待機児童」とは?2015年度の都内の待ち状況ランキングは?

      2016/04/26

「待機児童」とは?2015年度の都内の待ち状況ランキングは?
待機児童2
先日からニュースでも話題の待機児童。

保育園が決まった方も、そうでない方も全国に沢山いらっしゃると思います。

そんな待機児童について、また待機児童の東京都内の状況をお伝えしたいと思います。

 
○そもそも「待機児童」とは?
「待機児童」とは子育て中の保護者が保育所や学童保育施設に入所申請しているにも関わらず入所できない状態の児童を指します。

以前は、待機児童の数に自治体が独自に助成する認可外保育施設を利用しながら待機している児童も含めていましたが、2001年にそのような児童は除いた数を待機児童とするよう定義が変わりました。

そのため、一時的に待機児童数自体は減少しましたが実際は数が減ったわけではなかったということもありました。

2015年は全国で23,167人と2014年に比べて増加しております。

2016年度も人数は増加するのではないでしょうか?

 
○東京都内の待ち状況ランキングは?
2015年4月現在、待機児童数の多い自治体ランキングは以下となっております。

 

1位  世田谷区 1182人

2位  板橋区    378人

3位  江戸川区  347人

4位  足立区    322人

5位  目黒区    294人

6位  渋谷区    252人

6位  葛飾区    252人

8位  品川区    215人

9位  豊島区    209人

10位 練馬区    176人

11位 中野区    172人

12位 台東区    170人

13位 新宿区    168人

14位 江東区    167人

15位 北区      160人

16位 大田区    154人

17位 中央区    119人

18位 墨田区     76人

19位 文京区     69人

20位 荒川区     48人

21位 杉並区     42人

22位 港区       30人

23位 千代田区    0人

(東京都HP内資料より)

 

東京23区をランキングにしましたが、その他200人を超えている自治体は、府中市が352人、調布市が296人、三鷹市が209人となっています。

 
〇待機児童のカウント方法と保育園入所の倍率
上記のランキングの人数にも実はからくりがあります。

どのような子どもを待機児童とカウントするかは自治体によって異なります。

そのため、表面上の数字と潜在的な需要には差がある場合もあります。

 

上記のランキングを見ると世田谷区の人数は2位の板橋区に比べて3倍近くあるように見えます。

しかし、世田谷区は保護者が育休中や休職中でも「待機児童」としてカウントしているため、とんでもない人数になっていますが、他区同様のカウントをすると400人程度になるようです。

 

1位の世田谷区は、定員3282人に対して41,029人の応募があったようです。

実に12倍の倍率!!

2位の板橋区でも応募者の4割が入所できていない状況です。

そんな中、下位の港区や千代田区はニーズ増加に短期間で対応した結果、待機児童を減らすことができています。

 
〇入園決定率って?
でも、この待機児童の人数だけで認可保育園に入園しやすいかどうかを判断するのはまだ早いのです!

先ほども述べた通り、どのような子どもを待機児童とするかのカウントは自治体それぞれです。

また、ランキング1位の世田谷区の人口は88万人に対し、23位の千代田区は5万人と比較するには少し差があります。

そのため、各区の「入園決定率」というものにも注目してみると良いでしょう。

入園決定率とは「認可保育園への申込人数のうち何%の子どもが実際に入園できたか」を見る数値です。

この数値を見てみると、待機児童数ランキング1位の世田谷区は53,5%に対して23位の千代田区は61,6%となっています。

実際には待機児童0と言っている千代田区でも応募者の3人に1人は

認可保育園に入園できていない現状があるのです。

その他、杉並区・大田区・目黒区・渋谷区は50%前後となってますが、ランキング6位の葛飾区は73,2%、20位の荒川区は77,5%と他区に比べて高い数値が出ています。

入園決定率は、待機児童数のランキングと同じ順位になるものではないので

1つの数値に捉われず様々な数値を比較する必要があるようです。

待機児童1
 
〇各自治体の補助制度について
認可保育園は保育料が抑えられることもあり、利用申込者は増加しております。

しかし、保育士の確保や立地面の条件など様々な問題もあり

定員枠の増加が追いつかない状況です。

そのため、東京都が独自に定めた制度に基づいて設置される「認証保育所」への入園を検討する方もいらっしゃいます。

認証保育所は、利用者と施設が直接契約をします。

保育料は認可保育園に比べて高くなる傾向ですが、上限は設けられています。

就労証明書は不要なため、求職中の方でも入園が可能です。

施設や職員には、認可保育園に準じた基準があるので適切な保育環境を確保することができます。

 

とはいえ、保育料が高いとなぁ…と思う方も多いと思います。

これだけ認可保育園に入るのが厳しいという状況もふまえて、認証保育所の入所者へ補助制度を設けている自治体もあります。

・認可保育園との保育料の差額

・保護者の所得

・子どもの年齢

を基準に金額が決定する場合が多いようですが、この制度も各自治体によって様々です。

千代田区や荒川区、中野区は認可保育園との差額分が補助されたり、認可保育園より安くなったりと手厚い支援をしています。

一方、北区や大田区は所得や認可保育園との差額に関わらず、一律定額で支給をしているため、補助額としては少なくなっています。

江戸川区については、区内の大多数の乳幼児が家庭保育であるということから補助はなしとなっています。

認証保育所は、住んでいる区とは異なる区への入園も可能ですが、補助は住んでいる区の制度が対象となりますので注意が必要です。

この補助金は、数ヶ月に一回振込で支給されることがほとんどのようです。

 

いかがでしたでしょうか?

定義や人数、数値を改めて見ると、びっくりすることも多いですね。

また、検討する際は、待機児童人数だけで判断せず、入園決定率やその区の人口、補助制度でどの程度まかなえるかなど総合的に判断をする必要がありますね。

今後、復職を検討している方や仕事を探そうとしている方は早めに情報収集しておくと良いかもしれません。

 

この待機児童問題を国や各自治体がどのように解消してくれるか、これからも目が離せません!


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